こんにちは、ミサです。
仕様打合せの中で、
- 仕様書の部材ごとに決めても全体のバランスがいまいち
- お客様との打合せで仕様がなかなか決まらない
- 何から決めていけばいいか分からない
というお悩みありませんか?
私も以前の打合せは、仕様書の部材を施工される順番に仕様を決めていました。
例)床材→建具→巾木→窓台→クロスetc

でも、打合せをしてもなかなか決まらず打合せ回数だけ増えるし、クロスが決まった後に造作材など全て変更になるし…で、なぜなのかさえもよく分かってない時期もありました。
そんな中、
- 最終的に出来上がる部材と部材の組み合わせやバランスが大事!
- 出来上がりから逆算してイメージするのが分かりやすい!
と、出来上がりの空間を部屋ごとに見て頂くのが一番イメージしやすいと思い、部材ごとではなく部屋ごとの打合せに切り替え、インテリアの打合せをするようになりました。
部材ごとではなく、部屋ごとで打合せをする!
このことで、平面図から立体的にイメージしにくいお客様でも、一目お見せしただけで空間のイメージが分かり、お客様の好きか嫌いかの判断も早くなりました。
それでは、ご提案する部屋の分類分けや順番をご紹介していきます!
部屋ごとのグループ分けをする

まずは、属性が近い部屋同士をまとめ、4つのグループに分けていきます!
そして、家の中で一番滞在時間が長そうなお部屋やこだわりの多い場所から、お話ししていくのがお勧めです!
①4つのグループに分ける!

属性が近い部屋同士をまとめると、リビング系・居室系・水廻り系・ホール収納系ごとに分けることができました!
○リビング系
- リビング
- ダイニング
- キッチン
○居室系
- 主寝室
- 洋室
- 和室(畳コーナー)
- 書斎
○水廻り系
- 浴室
- 洗面脱衣室
- トイレ
○ホール収納系
- ホール…玄関ホール・2Fホール
- 収納…CL(収納)・WICL(ウォークインクローゼット)・SC(シューズクローゼット)
②打合せの順番を決める!

家の中で一番滞在時間が長そうなお部屋やこだわりの多い場所から考え番号をふると、
①リビング系 → ②居室系 → ③水廻り系 → ④ホール収納系
の順番が良いかなと思います。
部屋ごとにインテリア提案をする
グループごと・部屋ごとに、イメージがわきやすいパースでインテリア提案をしていきましょう!
①LDK
LDKに関しては、全体のバランスが大事だなとつくづく思います。
全ての空間にデザインしてもゴチャゴチャしてくるし、何もしなさすぎても殺風景すぎてしまうので、適度なバランスが大事だなと思います。
リビング・ダイニング・キッチン

LDK空間は面積が広く、色々な場所からの見え方で変わってくるので、大体3ヶ所くらいからの視線の角度で提案するとイメージしやすいです!
②居室
居室に関してはプライベート空間のため、アクセントクロスなどでお客様のお好みの雰囲気づくりを提案することが大事かなと思います。
主寝室

主寝室は、ゆっくりとくつろいで寝られるお部屋の提案を。お客様のお好きなインテリアをイメージしていただくようにしていきましょう!
洋室

壁一面や収納内にアクセントクロスを提案するのがお勧めです。全体のインテリアの雰囲気に合わせつつ、子供部屋であれば少しポップな印象にしてもOK!
和室・畳コーナー

和室は、最近ではLDKに合わせたシンプル和室も増えてきていますね。
お客様のお好みによって、純和風にするかシンプルにされたいか、ヒアリングの内容で提案していきましょう!
③水廻り
水廻りに関しては家族全員で使う場所なので、インテリアだけでなく機能的な内容の提案もしていきましょう!
洗面室

洗面台は造作であれば、カウンターや鏡のイメージが分かりやすくなります!
トイレ(1F)

トイレは1Fはお客様用でも使うので、いろいろな方が使っても違和感のないインテリアに!
収納スペースの提案も忘れずに。
トイレ(2F)
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2Fトイレはお客様のお好きな柄や色味で遊ぶことが多いですね!
浴室
浴室はメーカーさんのプレゼンがあるのでパースでの提案はあまりないのですが、洗面脱衣室とのインテリアのバランスや床のつながりなどの提案があるときは、パースを作成していきましょう!
④ホール
ホール関係は意外と打合せ時間が少なくなりがちな部分なので、しっかりと打合せしていきましょう!
ホール(玄関・2階)

玄関は扉を開けて一番に見える場所なので、実はLDKと同じくらい重要!ニッチなど飾れる場所を作っておくことも大事です。
収納(CL・WICL・SC)

収納などは扉で隠れてしまう場所なので打合せの時間が少なくなりがちですが、今持っているもの・将来のものが入るかどうかの確認を!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とにかく、部材ごとではなく部屋ごとで提案すること!
そして、出来上がりの部屋ごとのパースをお見せすることで、イメージしやすくなるのでぜひ実践してみてください。
それでは、また!